「してはいけない」

1.塾を "罰ゲーム" にしてはいけない

 今まで塾に行っていなかった生徒が入塾するタイミングで一番多いパターン。それは「定期テストの点がよくなかったから」というもの。「次のテストで○○だったら塾に行かせるからね!」という親御さんとの約束(?)に基づいての入塾です。

 

 でも、ちょっと待ってください。…これじゃ塾が "罰ゲーム" になりませんか?

そもそも、お子さんは望んで、わざわざ低い点数を取ったのでしょうか?違いますよね。本人はサボったかもしれないし、先延ばしにしたかもしれない。それでも「みすみす」はあっても「わざわざ」ではないはずです。ですからお子さんはまず自分の成績に落ち込みます。次に、家や学校で叱られます。その上、罰として塾に入れられるのです。

甲州弁で言う「ささらほうさら」…踏んだり蹴ったりですね。

 しかも、塾に行ったらテレビやゲームの時間は減るし、塾でも宿題を出されるし…。こんな状態でモチベーションが高いわけがありません。
 仮に、もしも今回の範囲を詰め込んで、「次のテストで…」という条件をクリアしたとしても、また別の問題が。直前に詰め込んだ物はテスト後に消えてしまう可能性があるからです。又、次以降もクリア出来ても、不安はまだ残ります。そう、ここまで(悪い方に)積み重ねてきた成績はどうなるのでしょう?そうです。そこまでの範囲は復習する機会がないまま、埋もれていくのです。つまり今回のテストを抜きにしても復習の必要はあるのです。

勉強が嫌になる生徒

 入塾のタイミングで一番良いのは、もちろん本人が望んであるいは必要性を感じて入塾すること。でも、どうせ望んでいないなら、困らないうちに入塾しちゃうのがベターです。

2.先延ばしにしてはいけない

 学生の生活は、親御さんが思っている以上に本人は忙しく感じているものです。また、部活、学園祭などがあると、意識的、無意識的問わず、忙しく「しようと」します。だらだらとマイペースで学園祭の準備をして学校に居残るのも本人に言わせると「忙しい」です。そうして、夏休みの宿題、習い事などを後回しにします。
 こういう時に、入塾を考えている親御さんは、「じゃあ、学園祭が終わったらね」「部活が終わったらね」と先延ばしにしてしまいます。甘い!甘いんです!それは、塾は学園祭や部活よりも優先度が低い、と教えているのも同然です。そうして入塾したら、次の学園祭や部活が来た時に、帰宅を遅くして塾を後回しにするのは目に見えています。
 忙しい時に塾を始めて、忙しい中で塾に行くことに慣れれば、ヒマになった時にもっと余裕ができるようになります。これがスケジューリングというものです。

 つまり、はっきりした入塾のきっかけを作らないことがポイントです。親御さんは塾を特別視せず「行ってて当たり前」という顔をしてください。

 そもそも塾に来るのはアウトソーシング。親御さんや本人を楽にするためです。ですから「楽をするために入塾する」という理由・タイミングで入塾するのがお勧めです。